『羽アリ』の目撃が多発しています

羽アリをはじめ多くの害虫は、ジメジメとした高温多湿な環境を好む性質を持っています。
羽アリは4月から10月頃まで発生することが分かっています。
蒸し暑い日や湿気の多い日には活動が活発になる傾向にあり、雨の降った翌日や、雨が降りそうな日には多く目撃されることがあります。
そうしたところから梅雨時期等、『羽アリ』の飛来が多い傾向にあるようです。
シロアリは一年中、人目につかない家屋の床下などで木材を加害していますが、春先から初夏にかけて、新しい女王アリ・王アリは『羽アリ』となって飛び出します。
雨上がりで気温が上昇した時など、羽のついた『羽アリ』が室内に入り込んできたり、建物敷地内を飛来しているのを見かけたりすることが多くなりますが、『羽アリ』は[シロアリ]か[クロアリ]か区別が重要となります。
[シロアリ]と[クロアリ]には、外見に特徴があり、しっかりと見分けられます。
まずは、下記特徴をご確認下さい。
羽アリ【シロアリ】の特徴 | 羽アリ【クロアリ】の特徴 |
〇腹部にくびれがない 〇触覚は[まっすぐ]伸びている 〇羽の形は前後とも同じ大きさ 〇羽が取れやすい 〇木材を食べる 〇4月から7月にかけて発生する | 〇腹部にくびれがある 〇触覚は[くの字]に曲がっている 〇前の羽は大きく、後ろの羽は小さい 〇羽が取れにくい 〇木材は食べない 〇6月から11月にかけて発生する |
引用:シロアリ110番 https://www.sharing-tech.co.jp/shiroari/
羽のついた虫が大量に飛び回っている!
普段とは違う光景を目の前にして驚かれると思います。
[クロアリ]であれば多くの場合に被害はありませんが、[シロアリ]だった場合は駆除しなければなりません。
[シロアリ]の羽は非常に取れやすいため、羽が大量に落ちていたり、蟻道を見つけてしまった時には、管理会社までご連絡下さい。
[シロアリ]の『羽アリ』を発見した場合は、殺虫剤等で駆除せず「掃除機で吸い取る」「ポリ袋に集めて駆除する」等がお勧めです。

『羽アリ』は、本能的に明かりに向かって集まる習性があり、建物の中から漏れる蛍光灯の光によって室内へ入ってきます。
換気を行う際など、できるだけカーテンを閉めたり、窓を開ける場合は、網戸を閉めるなど『羽アリ』に侵入されないようにしましょう。
[シロアリの羽アリ]だった場合、数匹の目撃なら他所から一時的に飛来の可能性があります。
まずは、落ち着いて『羽アリ』が侵入した時は、[シロアリ]か[クロアリ]か確認して下さい。